玄関を考える1ー注文住宅プラン

玄関

こんにちは!鮭信です!

前回までは間取りのお話をしてきました。

今回からは、家のパート毎についての記事を書いていきたいと思います。

最初は家の入口、玄関についてです!

玄関というと皆様どのようなことを思い浮かべますでしょうか?

靴を脱ぎ履きするだけの場所?お出かけ前の身だしなみチェックをする場所?

単純に家の出入り口と言ってしまえばそれまでですが、細かく気にすると様々な要素が詰まった場所でもあります。1つの記事に全てを書くと長くなりそうなので、複数回に分けて書こうと思います!

今回は、玄関の軒、玄関ドアそして来客用玄関について書きたいと思います。

玄関の軒を考える

玄関の軒は鮭家の後悔ポイント ワースト3に入ってしまうポイントの1つです。

玄関の軒というのは簡単に言えば、玄関ドアを開けた時に外側にある屋根の出っ張り部分です。

当初鮭家の玄関の軒は営業Aさんのこだわりで、格好いいからと、かなり長い軒がついていました。
しかし、どういう経緯であったか忘れてしまったのですが、経費削減を検討していた時か、
営業Aさんが『やっぱりこの軒は長すぎたかなと思いますので、一般的な長さに戻しておきますね』と仰ったので、鮭信も鮭妻も、玄関軒にまでこだわるような知識はなかったので「そうですかー。費用も抑えられるのならいいですよー。」と答えました。

が、住み始めて「軒は長くしておけば良かったなー」と後悔しております。

鮭家の軒の長さは玄関ドアを全開した際の玄関ドアの先が覆われるくらいの長さです。
弱い雨が真上から降ってくる分には問題無いのですが、風もあったりすると、
吹き込んでくるので、玄関を開けた時から傘をさす必要があります。
後は、お客さんはドアが開くのを避けないといけないので、傘をさしたままで待つ必要があるのですよね。宅配便の人とかはいつも濡れた状態のまま、鮭信は軒の下で雨に濡れることなくハンコを押すのはちょっと悪いなーと思ったりします。

まぁお客さんが濡れないまでにするには、相当軒を長くしないとだめでしょうが…。

結構後悔したので、家建てた後にカスタマーさんに軒を長く変更するのにはいくら掛かるか見積して欲しいと頼んだことがあります。
が、カスタマーさんの回答は、軒を長くすると支えの支柱も必要になってきて、そうなると建築申請?か何かも変更申請する必要があって、後から変えるのは難しいとの回答でした。
本当は、難しくても出来るんだったらいくら掛かるか教えて欲しかったんだけどな…。

そんなこんなで、鮭家の後悔ポイントなので、これから建てられる方は玄関の軒(玄関の雨避け)をちょっと考えてみることをオススメします!!

玄関ドアを考える

こんどは玄関のドアについてです。

なんといっても家の入口となる玄関ドアですから、こだわって決めたいですよね。
積水ハウスのカタログにもたくさんドアが載っていて迷いますよね…。
ですが、ちょっと待ってください!

迷う前に確認しておきたい事があります。

家を建てる土地が防火地域・準防火地域でないか確かめよう

まず皆さんが家を建てる土地が防火地域や準防火地域でないか確かめましょう。

もし、防火地域や準防火地域であった場合、敷地境界線から一定の範囲内に入るドアや窓は遮炎性能があるドア・窓にする必要があります。↓のYKK ap株式会社さんのHPに分かりやすいものがありましたのでリンクを貼りますね。↓

[参考リンク] 防火性に関する法規(YKK ap株式会社 HP)

対象地域となっていた場合は、玄関が範囲に入っているかも確認しましょう。積水ハウスさんであれば、図面に延焼ラインを引っ張っていてすぐに確認できる図面も出してくれるはずです。

範囲内になっていた場合は遮炎性能の持った玄関ドアを選ぶ必要があります。

鮭家は準防火地域で,玄関も延焼範囲内にあった…。

さて、鮭家も玄関ドアを選ぶという段階で、それを知りました。

営業Aさん『鮭様の家は遮炎性能を満たす玄関ドアが必要となりますので、こちらのページからお選びください。』

鮭信・鮭妻「こ、これだけしかないの。。。?😭」

そうなんです。積水ハウスのカタログに載っている耐火性能を満たすドアは数自体が少なく、バリエーションが少ないのです!!

鮭家はその少ない選択肢から、選ぶというよりは、消去法で消していくと好みなのはこれしかないでしょうという感じで1つを選びました。

が、ここでちょっと分譲地ならではのトラブルが発生してしまいます。

設計士Dさん『あ…。それはお隣さんが選んでいる玄関ドアですね…。』

鮭信「は、はい~~??」

と、思わず杉下右京みたいに聞き返してしまいました。

鮭信「お隣さんが何か関係するのですか??」

設計士Dさん『はい、同じ玄関ドアが並ぶのはあまり好ましくないと考えておりまして、積水ハウスでは先に設計を始めているお客様に確認を取るようにし、そのお客様が同じドアでも良いよと了承した場合には同じドアを使用できるということにしております。次回の打合せまでにお隣のお客様に聞いてまいりますので、しばらくお待ちいただいても宜しいでしょうか??』

鮭信「も、もし、お隣さんが嫌だと言ったら??」

設計士Dさん『先に設計を始めているお客様に優先されるという事になっておりますので、そうなった場合、大変申し訳ありませんが、鮭様には別のドアを選んでいただく事になります…。ただ、あまり「嫌だ」というお客様はいらっしゃいませんし、色味が異なりますので、大丈夫かとは思うのですが。。。』

結局、翌週にお隣さんのOKも出て、選んだドアを付けることができました。

しかしながら、鮭信的にはこの玄関ドアはちょっぴり後悔ポイントです。
全然嫌ではないのですが、やはりカタログの中には気になる玄関ドアもありましたから、それを思うと心残りが無いとは言えないのです。

今思うと、選択肢はまだあった

当時は消去法で妥協的に決めたドアがお隣さんと被って使えないかもとなり、冷や冷やして、使えるようになって「良かった~😆」となってそのまま決めたのですが、よくよく考えると下の別の選択肢もあったなと思っています。

  1. 玄関扉を延焼範囲外から外れた所に移動する
  2. 積水ハウス以外のドアメーカーから手配する

1番の方は外観に惚れ込んでいた鮭家では、どちらにしろ難しかったかもしれませんが、玄関を、土地の内側にして、敷地境界線から離せば通常タイプの玄関ドアを選べたはずです。実際にそのようにして建てている方もいらっしゃいました。
家の外形や間取りを考える時に、このポイントを教えてくれても良かったのになーと思いました。

2番についても良く考えれば何も積水ハウスのカタログから選ばないといけないってことはなかったのです。もちろん、費用は少し高くなってしまうかもしれませんが、YKK apさんやLIXILさん等のメーカーのHPで防火性のある他の玄関ドアを探して、施主支給等をしても良かったのかなぁと思いました。

防火地域でこれから検討されるという方は、注意してくださいね!

片側ドアか親子ドアか

カタログ上で遮炎性能を満たす玄関ドアは片側ドアしか無かったので、鮭家では必然的に片側ドアとなってしまいましたが、それが無ければ、「親子ドアがいいかなぁ」なんて思っていたのです。

親子ドアというのは本体ドアの片側に小さい子ドアも付いていて、必要に応じてその子ドアも開放できるというものです。↓三協アルミさんのHPが分かりやすいです。
[三協アルミ]玄関選びのポイント
これを見ていると、

片側ドアと親子ドアのメリットデメリットをそれぞれ見てみましょう。

片側ドアのメリット
・比較的安価
・小さいので気密性が高い
・玄関の間口が小さくて住む

片側ドアのデメリット
・間口が狭いので大型家具が通れない
・外観の見た目として少し物足りない

親子ドアのメリット
・間口が広いので大型家具等が搬入しやすい
・大きいので見た目がしっかりした印象になる
・玄関スペースも自然と大きくなるのでゆったりした玄関となる

親子ドアのデメリット
・片側ドアと比較して高い
・気密性が低くなる可能性がある
・玄関にスペースを取られることになる

鮭家は片側ドアなので、親子ドアは体験していないのですが、実際に住んだ印象としては片側ドアで良かったかなと感じています。

理由としては、冬に玄関からシンシンと寒気が入って来るのですよね。これで親子ドアだったら面積が増える分、より寒くなるかもしれないと思ったからです。

大型家具等の搬入搬出につきましても、鮭家では1Fのリビング横の庭から出し入れできますし、たぶん、まだそのリビングからの出し入れしたこともないと思います。ということで家具の搬入搬出も片側ドアでも十分対応可能ということになりますね。

親子ドアは家のスペースが十分ある方で、リビングと玄関の間が離れていてその間で寒気をシャットアウトできる方は親子ドアでも良いのかなと思います。

来客用玄関を設けるかどうか

本や雑誌などによく、来客用玄関とプライベート用玄関を分ける間取り案が施工例が載っていたりします。

お客さんには綺麗な玄関を見せたい、ごちゃごちゃしたものは全てプライベートの方に置いておけば整理整頓も楽、来客の度に玄関掃除をする必要が無い等々、羨ましい点が沢山ありますよね。

素敵なプランを見ているとついつい我が家も採用したい!となるのですが、
ここはやはり少し冷静になってメリットとデメリットをまとめましょう。

来客用玄関のメリット
・プライベート用に家族のものは置けるのでスッキリとした玄関になる
・”来客用”で普段は使用しないため、整理整頓・キレイをキープできる
・靴箱は不要のためインテリアスペースを確保・充実できる

来客用玄関のデメリット
・来客用/プライベート用の2つ分の玄関スペースが必要
・間取りにもよるが、玄関回りの照明スイッチ等がそれぞれ必要

上記をのメリット/デメリットを考えると来客用玄関をお勧めするのは

建築面積が十分確保できる方・来客が多く玄関掃除がうんざりな方
でしょうか。

鮭家は設けておりません!普通の玄関です。

メリット/デメリットを比較するとメリットの方が項目が多いですが、
やはりデメリットの中の、スペースを取るという問題が大きかったです。

鮭家では玄関分けるよりも土間収納が欲しいということで、
来客用玄関は見送りました。

どうしても来客用玄関が欲しくて、スペースの問題を解決したいという方は、
「来客用は普段は普通の玄関として、土間収納スペースを来客時にプライベート玄関にする」
という折衷案もアリなのかなと考えます。

ただ、この案のデメリットとしては、土間収納兼プライベート玄関ということは、人が通り抜けられるスペースの確保が必要となりますので、やっぱり単純な土間収納と比較すると収納力が落ちてしまうというデメリットがありますね。

まとめ

いかがだったでしょうか??

これが正解!という訳ではないと思いますので、「いやいや、来客が少なくても来客用玄関作ったらこんな良いことが沢山ありますよ」とかそういうのがありましたら、是非コメントいただき、教えていただけたらなと思います!

次回は土間収納や靴箱についてや玄関タイルについての記事にしたいと思います!

つづく。

鮭信



にほんブログ村のブログランキングに参加しています。
下から他のブロガーさん達のブログを見ることが出来ます!
鮭信以外のブロガーさん達の記事はとても参考になるので是非見てください!!

にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 積水ハウスへ

積水ハウスブログ

積水ハウスの施主さん達のブログ記事が読めます!

にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 注文住宅(施主)へ注文住宅ブログ

積水ハウスに限らず注文住宅を建てられたブロガーさん達の記事がたくさんあります!


いつも応援ありがとうございます
>>一戸建 注文住宅ブログランキング

スポンサーリンク
レクタングル大
レクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

楽天バナー
スポンサーリンク
レクタングル大