間取りを考える2:間取りパズルを考えるー注文住宅プラン

パズルの絵

さて前回の記事までで前置き段階の話は終わりました。
いよいよ間取りパズルの開始です。

間取りパズルの共通解は無い!

これまでの記事で何度も書いている同じ事を書きますが、
家族構成、生活スタイル、価値観がみんなそれぞれ違いますし、土地の周囲環境、家が建つ方角も違うのだから、みんな共通する「良い間取り」なんてあるはずが無いのです。

けどけど、悩みまくってどこかに答えは無いものかとブログをあさって読む気持ち、鮭信にもよく分かります。
鮭信も同じ事をしていましたからね😬

我が家ジャパン!!では、『これが正解!』というものを書くことは出来ませんが、鮭家の例を書くことで皆さまのヒントになることがあれば良いなぁと思います!

鮭家の間取りパズル

鮭家は見送った土地の際にも営業Aさんには間取りプランを書いてもらっていたので、最終的に契約した時は、間取りを考えるのは二度目という事になります。

営業Aさんとも長い付き合いとなっており、鮭信と鮭妻の好みはだいたい把握いただいていました。

そんなAさんでも、最初にAさんからいただいたプランは満足できるというものではありませんでした。正確に書くと、「満足できない」というよりも「これで満足してしまって良いのかな?」という鮭信側の確信が持てなかったという方が大きいかもしれません。

間取りパズルの開始

そんな事で「もっとベストな案があるのでは??」という疑念を無くすためにも、自分でも間取りを具体的に考えてみる事にしました。

とはいっても、1から始めるとなると無限の可能性が出てくるため途方に暮れてしまいます。
ですが、鮭家は幸い、以前の記事のように営業Aさんの外観スケッチにベタ惚れしてしまった事もあり、家の大きさ・形についてはほぼ決まっていました。
>>関連記事:家の大きさを小さくすることで費用削減 ー 注文住宅プラン
(今読み返すとベタ惚れした内容はサラりとしか書いていませんでしたね…。。
また、機会があれば追記か記事にします!!)

家の大きさと外形が決まれば、後はその外形に間取りをまさしくパズルのように嵌めていくだけです!!
最初の打ち合わせをした際に、正直に「自分でも間取りを考えてみたい」と営業Aさんにお伝えしました。
すると、Aさんはこう言いました。
『本当ですか!?いいですね!👍 私も鮭様のプランを是非見てみたいです!
ほとんどの皆様も家では検討されているのかもしれないのですが、意外と教えてくれなくて、
あまりお客様の考えた間取りの内容を見る機会って少ないのです。』

『ただ、お客様が考えられると、階段や廊下の寸法が必要以上に大きかったり、小さかったりと、合っていないことがあります。そうなってしまうと非常に残念ですので、方眼紙をお渡ししますので、そのマス目に沿って間取りを考えてみてください。わたしのこのプランも方眼紙に書いていますのでそれをトレースしていただければ、外形等の大きさを合わせていただくことができます!』

と、トレースできる方眼紙を10枚ほどいただきました。

方眼紙とAさんが方眼紙に書いていたプランの図はとても役に立ちました。

営業Aさんは設計士の頃からPCから離れて、お客さんの事を考えながら方眼紙に手書きでプランを考える方がアイデアが出るからそうしていたとのことですが、PC上で全部設計される方もいるので、皆が皆、方眼紙を持ってはいないかもしれません。。。

夜も眠れず間取りパズル

それから間取りを自分でも考えてみたのですが、あーでもないこーでもないと時間を忘れて永遠とやってしまいます…。

気が付くと深夜になっていたり、頭の中がそればっかりになるので、朝方にふと目が覚めると間取りを考えてしまい、なんとなく「これは良い間取りなのでは!?」と思ったら、忘れては困るとモゾモゾと起きだして方眼紙に書いたりしていました。。。

鮭妻からも「積水ハウスさんがやってくれるんだから、あなたがそこまでやらなくても…」
と半ば呆れられていました。。。

たしかにそれはそうなのですが、鮭信が貧乏性からか、
「一生に一度かもしれない家づくりなのに、自分で考えないともったいない!」
という感じでやっていました。

今思うと懐かしい感じがしてしまいますが、当時は取り憑かれたようにやっていて疲労困憊でしたね…。

間取り決定までの簡単なポイント

自分で考えたもの+打合せの中で変わっていった事で、鮭家の間取りは最初から最終まで何度も変わっています。ですが、1から10までダラダラと書いてもあまり良くないのかなと思い、
今回の記事でポイントだけ3点書きたいと思います!

“和室スペース”を諦めた

鮭家では、
・水回りとLDKは一緒の階にしたい
・和室スペースが欲しい
という希望がありました。しかし、実際考えてみると、
水回りは風呂、洗面所、トイレと全て合わせると結構なスペースが必要です。
それにLDKと和室スペースをつなげるとなると、寝室等の部屋がある階とのスペースが差が激しくなってしまいました。

契約時プランのようなバカでかい吹き抜け空間があったり、部屋と同じくらい大きなWICが出来上がったりと2階の空間を持て余したり、玄関スペース分を稼ぐために水回りとLDKを全部2階にする案も考えましたが、納得いく間取りはできませんでした。

この1階と2階のスペースのアンマッチをどうにか解消するしかないということで、LDKにつなげようとしていた”和室スペース”は諦め、和室を単独で2階に設けることで解消しました。

また、鮭家では、バルコニーを家の室外に張り出す形ではなく、ルーフバルコニーとすることで、1階/2階の差を縮めています。ルーフバルコニーはバルコニーの下に1階の部屋があるという感じですね。

以上の1階と2階のアンマッチを少なくすることで、家自体がコンパクトになって費用抑制にも効いています。
>>関連記事:家の大きさを小さくすることで費用削減 ー 注文住宅プラン

吹き抜け空間の工夫

鮭家では
・リビング階段(鮭妻希望)
・吹き抜け(鮭信希望)
の二つの希望がありました。

“階段”というのはよくよく考えると二階へと繋がるものですので、元々、”吹き抜け”の要素が含まれているものです。これを上手く利用しましょうということで、リビング階段と吹き抜け空間をつなげることで、吹き抜け自体は狭くても十分な空間を作ることに成功しました。
純粋な吹き抜け空間としては1.5畳程度しかないですが、鮭信は十分満足しています。

リビングに寝転がると、窓から青空が見える。これだけで鮭信は十分です。

また、吹き抜け・階段の先の2階側も、通常であれば、廊下や部屋の窓から顔を出して1階に「おーい!」とかするのが定番の吹き抜けかと思うのですが、鮭家にはそれが無いです!部屋の空間としてフル活用しています。ちょっと図が無いと分かりづらいかと思いますので、費用削減の話と共に別記事で書きたいと思います。

リビング階段についても、当初はシースルー階段かつストレートな直階段を希望していたのですが、スペースや安全上の面など色々あり、通常の折れ階段としました。ただ、リビング側の手すりはオシャレなものに変更しました!

うまくメリハリがつけられたなぁと思います。

水回りの工夫とこだわり

スペースの有効活用として営業Aさんからはトイレを階段下に設置する案を何度かいただいたのですが、鮭家では階段下は収納とし、トイレは別途設けました。

理由としては

  • 階段部分の圧迫感が嫌だった。
  • リビング階段の階段下にトイレとなると、LDKの中にトイレがあるという変なことになり、階段の折り返し部ちょうどにLDKと廊下(トイレ)を分ける扉を付けて分けたとしても、廊下が間延びしちゃうのと、それでもLDKと近すぎる距離になる。

という理由で階段下トイレは却下しました。
鮭妻も同意見でしたので、ここは営業Aさんに流されることなく、鮭家のこだわりを通しました。

別のもう1点は、営業Aさんの提案を採用しました。
お風呂のサイズは一般的な16×16や16×18ではなく、14×18としたのです。
当時住んでいたシャーメゾンのお風呂も14×18で不満が無かったことと、
サイズを大きなものにしても洗い場が広くなるだけで、バスタブの大きさは変わらないと聞いたためです。
(調べるとバスタブも大きくなるものもある?メーカーさんで違うのかもしれません。)

また、14×18サイズでもシャーメゾンに入れるマンションタイプのものを入れると、価格もさらに安くなるとのことで、提案通りそのようにしてもらいました。

が、1点注意事項があります。
マンションタイプのユニットバスで気を付けたいのが天井の高さです。
マンションやアパートではお風呂に入る際に1段上がるものが多いですよね。
(最新のものではフルフラットのもあるみたいですが…。)
あれは構造上、配管等をあの段差の下に通しているからなのですが、
それを戸建てに導入すると、配管等は基礎に格納できるのでフラットにできます。

それはそれで良いのですが、ユニットバスの”ユニット(箱)”は当然そのままなので、
箱が1段下がった結果、「天井が洗面所より低くなる」という状況が発生してしまいます。
これだけは完全に盲点でしたし、説明も受けなかったので、
マンションサイズのユニットバス導入を戸建てで考えている方は注意をしてください。

鮭家は足元が、アパートみたいに1段上がるものではなく、フラットになるかどうかだけを気にしていて、それがフラットになるということで安心していて、ユニットの高さについては完全に盲点になっていました。お気をつけください。

まとめ

いかがだったでしょうか??
少し話題が拡散してしまいましたが、鮭家の間取りパズルとしては

  • “和室スペース”を諦めた
  • 吹き抜け空間をコンパクトにした
  • 水回りの希望は通しつつも、お風呂サイズはコンパクトな14×18にした

という3点がポイントでした。

簡単にまとめてしまうとすんなり決まったように見えてしまいますが、
実際は3週間~1ヵ月弱ほど眠れぬ日々を過ごしておりました。

次回からの記事で、間取りの各スペース毎でどのようなものに仕上げたかを
工夫・こだわりポイントや費用削減の方法と共にお伝えしたいと思います!!



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