理想の土地と間取り
中小ホームビルダーの物件はキャンセルしてふりだしに戻った鮭家、もう一度土地探しをするに辺り、『どのような家に住みたいか？』を整理することにしました。
というのも、前回の物件に関しては「人気路線 駅近」に引っ張られ過ぎた感があり、家づくりで一番肝心となる、「生活をする家」自体について全く何も考えていなかったからです。
家に対する二人の意見を整理しました。
- 明るい家がいい
- ちょっとした家庭菜園ができるような庭が欲しい
- まったりできるリビングがいい
他にも細かい間取りについてはそれぞれ希望はありましたが、ざっくりと家に求めるものは上記の３つでした。
2番は土地の広さというものが必要になりますが、他はなんてこともない普通の条件だと思いますし、私達も家を建てればそれなりに３つの条件は満たせると簡単に考えていました。
ホームビルダー物件での考察
間取り等は全く書いてもらっていませんでしたが、もし、ホームビルダーの区画でそのまま家を建てた場合、下の図のような間取りになっていたと思います。
ちょっと縮尺等は適当になってますが、御了承願います。
南向きの普通の間取りだと思います。
では詳しくみていきましょう。
あ、これから上の間取りのデメリットを散々書いていくつもりなのですが、この間取り自体を否定したい訳ではありません。
あくまでも鮭家にはフィットしなかったということですので、予めご了承をお願い致します。
・東西方向
一番初めに目につくのはやはり東西の隣家との間が近いということじゃないでしょうか。
実際、現地で建築中の物件でも東西に窓が配置されていたのですが、窓を開けて見えるのは
隣家の壁
でした。
隣に家があれば当然そうなるのは当たり前なのですが、窓から手を出せば隣家の壁に手が届く距離だったので、さすがに窓があるのにもったいないなという雰囲気がありました。
窓を設けないというレイアウトももちろんできると思いますが、それだとマンションと同じようになってしまいますし、１番の明るい家という要望からすると「良く晴れた日には電気をつけなくても明るい家」が良いな～と思っていましたので、この点からも違うかったかなと思いました。
・北方向
続きまして北方向。
絵には書けませんでしたが、北側にも背中合わせの形で、別の家が建つ予定でした。
東西程の狭さ程ではありませんでしたが、背面の家とのスペースは、エアコン室外機を置いて人が通れる程度でしたので、境界線を挟んで1m程度のスペースを空けた感じだったと思います。
キッチンについてもジメジメした雰囲気になるのは嫌で、明るいキッチンにしたかったので、2階建てで1階の北側にあるとなかなか理想に近づけそうにはありません。
そう考えると１番の「明るい家」というのはなかなか贅沢な理想であることが分かります。
・南方向
最後に南方向。
「南向きの家が良いとされてるのだから、南向きの家なら最高の間取りになるだろう🤗」
そう考える人も沢山いらっしゃると思います。果たして本当にそうでしょうか？？
外を歩いていると、上の図のように、駐車場・玄関という家の配置になっているお家は本当に良く見るような気がします。
鮭信がよく「もったいな～」と思うのは、駐車場の車の奥に設けられた窓が、昼間でも雨戸が閉められたままだったり、カーテンが閉められたままになっているお家が多いことです。
この窓はたいていは南からの光をとるために、大きな掃き出し窓が設けられていることが多いです。
しかしながら、この窓が閉ざされている理由としては、やはり道路を行き交う人の目線が気になるからなのでしょうか？開けても車のお尻しか見えないからでしょうか？
せっかくの南向きの明るいリビングなら、開放的にしたいものです。
南向きの家というのは当然、道路も南側にきます。
ひろ～い土地がある場合は家と道路との間に庭を設けるなど、距離を十分離すことができたり、道路と敷地の間に生垣を作って目隠しを設けたりできますが、必要十分な土地の広さしかないと、駐車場・玄関を設けるとなると、先述した目隠しを設置するようなスペースはなくなってくるのが実情でしょう。
そうなると、リビングで日差しを浴びながらまったりくつろぐという３番の理想もかなえられません！！
こういうことをきちんと考えると、前回までのホームビルダーの区画で、そのまま家を建てないで本当に良かったなぁと改めて思う鮭家でした。
まとめ
- ある特定条件が良いからといって飛びつかない！家づくりは複合要素の集大成である。
- 理想の家について、家族全員でイメージする。共有する。
- 見つけた土地でイメージした家が本当に建てられるかどうかを検討する。
- 南向きだからといって、良い家/理想の家が作れるとは限らない！！
皆様が良い家づくりをされることを心からお祈りしております。
つづく。
鮭信
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